イベント備忘録

セトリと感想の覚書

i☆Risのワンマンに初めて参加した話

みなさん元気ですか?

 

私は元気です。水色えぬつーです。

ちなみにこの水色は芹澤優さんのメンバーカラーとは一切関係がありません。

 

 

先日、初めてi☆Ris(以下、リス)のワンマンに参加しました。

思い出話とかではなく、3月28日のi☆Ris LIVE 2021 ~storiez~の話です。

初めてリスを見たのは記憶が正しければ6年ちょっと前、アニメJAM 2014だったか。

 

それから色々とありましたが終ぞリス単独の周年やツアーに足を運ぶことはしなかったので、ステージに上がるのが彼女ら6人だけというライブを見るのは今回が初めて、そして最期になりました。

 

「私とi☆Ris」とでも云うような、節目に立ち会ったということもありライブの感想に留まらないi☆Risというグループについて思うことを書き残しておこうと思います。

半分くらいは自分語りになると思います悪しからず。

 

 

 

2021年3月28日(日)

パシフィコ横浜 国立大ホール

18:00~20:20

 

セットリスト

01. Color
02. §Rainbow
03. ドリームパレード
04. ありえんほどフィーバー
05. Believe in / 山北早紀澁谷梓希
06. 扇子・オブ・ワンダー☆ / 山北早紀若井友希澁谷梓希
07. プリパラメドレー
Ready Smile!!
ミラクル☆パラダイス
ブライトファンタジー
・Shining Star
Make it!
08. Realize!
09. Goin’on
10. キラリ
11. 卒業式
12. Memorial

 

公演時間は2時間半近いので現地にいた時は短さを感じませんでしたがセットリストで見ると曲数は多くないように感じます。

卒業公演ということもあってMCの時間も取っていたことを考えるとこんな所でしょうか。

 

特筆すべきなのはプリパラ主題歌の数でしょうね。アニサマ2018の「キュウキョクのプリパラメドレー」を思い出しました。

6人で歌い踊る最後、ということでセットリストには注目が集まっていたかと思います。

「プリパラの曲は今後もプリのライブで6人集まった時に見れるんじゃ?」という予想もありますが、ケジメとしてメドレーで端折りつつ全曲やってくれましたね。

 

逆にリコール、チェンポ~辺りのアニタイやアルバムの曲はごっそり削られたよう。

卒業式は曲名からして大方の予想通りやりましたが個人的にはEndless Notesが入ってこなかったのが意外でした。曲のテーマ的にはピッタリかと思ったのですが。

 

まぁ最初に書いた通り僕はリスに関しては門外漢なので、セトリ考察などしたところで浅さを露呈するだけなのでこれくらいにしときます。

プリパラ主題歌は凄い耳馴染みあるので声出せなくても楽しいし、colorと§も初めて見ることが出来て満足しました。

 

私から見たi☆Ris

プリパラとi☆Risのことが嫌いでした。

「憎い」とかまでの強い敵対的な感情ではなく、疎ましい、近寄りたくないというような苦手意識だったと記憶してます。

何故?というと言い訳がましい原因や理由を5,6個くらい個別に説明出来るのですが楽しい話ではないし恥ずかしいので止めときます。

 

それでも話を出したからにはさっくりかいつまむと、最初のわぐりす(アンフィの時)での印象が最悪だったのと、プリパラが隆盛し始めてから自分の好きだったアイカツの人気が見るからに萎んでいったことの逆恨みでした。

書いといてなんですが、浅ましくて非常にお恥ずかしい限りです。

 

流石に時も経ってそういうような感情も風化していき、自分の中ではリスは「単独には行かないけどメンバーも曲も知ってるのでフェスにいたら加点要素」くらいの存在でした。

これも「わぐりすやフェスで何度も見る内に」、「ノンシュガーが生まれてプリパラを見ざるをえず」、「プリチャンが単独イベントじゃなくてプリパラと合同なせいで」、等々のフェーズが色々ありましたが。

 

ここまで書いて自分のパーソナリティについては特に触れてないことに気付きました。

一応書いておくとWake Up, Girls!のオタクで、今はRun Girls, Run!のオタクをやっています。

書くまでもなくavex×81produceのアニソン・ヴォーカルオーディションで出来た実質的な姉妹グループであり、お陰様で上記2グループを追っている内に直接な繋がりは無いはずなのにリスについてもまぁまぁ詳しくなってました。

 

感覚的にはまさに「親戚」といった感じです。年中行事の時に顔を合わせる、直接喋らなくても周りから訊いてもいない情報が勝手に流れてくる、そんな関係。

 

 

どうして私がワンマンに?

そんな私がどうして今回参加を決めたかと言えば、もちろん6人揃うのは最期というのが最大の理由でしたが、決め手になったのは誰もが思った疑問の答えを直接確かめたいと思ったからでした。

 

「何故、澁谷梓希は卒業を選べたのか?」

 

ついこないだ(つっても半年前か)にオンラインながら8周年ライブも行い、10年という節目も見えてきた中で何故。卒業と聞いた時に誰しもが思ったことかと思います。

それでなくても今、このライブも出来ないやっても声も出せないこのご時世に。

 

MCでも話題に上がっていましたが「一人欠けるくらいなら解散」というのが潔いのでは?とも正直思いますし、まずオーディション合格から一緒に9年近くもやってたら「やりたい事出来たから私だけ抜けるんで後ヨロシク」なんて、選択肢すら浮かばない気がします。

 

 

sirabee.com

いつになるかはともかくFINALライブには行こうと薄ぼんやりと思っていました。

これはただの感傷ではありますが、ミルキィとWUGのFINALを経た心境の変化でもあります。

前段で書いた通りリスは流石に無関係とは言えない程度には自分の中に存在感があり、追いかけてきたファンではないにせよ最期は見届けておかないと後悔する気がして。

 

FINALと書きましたが当然i☆Risは解散せず5人で続きます。

(でも…)とは誰もが思うことで、私も例外ではありませんでした。

 

発表があった時こそ(まぁFINALってわけじゃないし、キャパも狭いし自分が現地に行くべきではないだろう)と思っていました。

今回の会場パシ横は7周年で満員だったハコであり、現に虹会の先行でも落選がけっこう出ていたようなので自分はお呼びじゃないだろうなと。

 

興味本位でTwitterなどで探すと譲渡ツイートもチラホラ流れてるので、(その気があれば潜り込むことは出来るだろうな)と思いつつ現地に行くつもりはありませんでした。

 

切っ掛けはフォロワーに「チケット余ってるんで来ませんか?」と誘われたこと。

その時は話半分で興味はありますね~と流したものの、3月に入った辺りから6人でのFINALを直接見ておかないと自分の中で

i☆Risという存在に対して決定的なケチが付いてしまうのではないか?』

というような焦燥とも恐怖ともつかない感情が顔を出すようになった。

(賢明な読者諸君ならお気づきだろうが、WUG解散の3月8日付近のことである)

 

 現地参加しないというのは遠慮もあるが【行けるのに行かないという選択】以外の何物でもない。今回の場合はチケ取りに力を尽くしたりする必要はない「やっぱ行きたいんでチケください」とオタクに連絡を取って現地に行くだけでいい。

(今はこの「現地に行くだけでいい」というのも叶わない人もいるのだろうが)

 

配信で満足できる人を否定するつもりは無いが、配信は配信であって現地ライブの代わりには全くならない、現地でないと意味が無いと思ってしまう。

8周年のパチパチやセリコソロもオンラインなら手軽だし…と少し興味はあったものの結局見なかったし、恐らく今回もオンラインだったら見なかった気がしてならない。

 

 

以上のような経緯で、葛藤はありつつもリスのワンマンに初参加することにしたのでした。

 

答えは得た。

 (会場の写真撮るのってNGな気がするけどQR出てたし撮影自体はいいのかなーと思って)

 

そんなわけでライブに参加しました。楽しかった。

この半年ほど。コロナ後でもいろいろとイベントには足を運んでいるので様々な形態のライブを見てきましたが、非常に懐かしい感覚を覚えました。

コロナ禍中のライブでダンス&ボーカルが売りの声優系アイドルの単独、かつ着席ではないというのは初めてで本当に久しぶり。

 

水を差すような気がして書きませんでしたがもう一つ参加を決めた大きな理由として今回のstoriezは「着席しての観覧ではない」ことがありました。

着席の逆、かつての全員立ってライブを楽しんでる状態を何と呼べばいいのか未だに分かりませんが(スタンディング?)、私はライブ中は上下左右かなり多動になるタイプ。なので着席は正直論外なのですが背に腹は代えられないので着席指定の時は渋々椅子の上で身体を揺らしています。

 

マスク着用声出し厳禁は当然として、この辺は主催によってかなり対応がまちまちのように感じます。

アイドル現場なら端っから椅子なんて無いだろうし、声優系の現場でもブシロードは再開してからバンドリ8th、D4DJフェス、ラウクレと色々参加したが最初からスタンディング。

覚えてる限りで挙げるとダイアローグは着席、京Premiumは立ち、プリWinterは着席、SB69ましゅまいれっしゅは着席で最後のバンド演奏だけ立って良し、TRUEは立っていい上にジャンプを煽ってくる、ノンシュガー着席、ランガホワイトデーは着席。いやもうかなりイベンターライフ再開してるなコレ。

 

 

閑話休題

ことコロナ対応においては我らがエイベックスはかなり慎重という印象でした。

今回のライブは「立っていい」という点において、リスというグループ本来の楽しみ方が出来そうというのはかなり好条件。早くランガもそうなってくれ。

 

 

結果的に以上のようなことを思い、最初の疑問が腑に落ちました。

 

まずメンバーの誰かが言っていた「澁谷さんは自由な人である」ということ。

型にハマらない、という事なんですかね。

 

リスのメンバーもグループの一員でありつつ声優、ソロアイドルやボーカリスト、作曲や作詞、果てはYouTuberなど個々人で活躍の幅を広げているように思っていました。

澁谷さんはDJ、remixの活動をしていますが、その他にもやりたい事があってグループ活動が枷になるなら「自分独りだけグループを去る」という選択肢を選べるというのは自分のような凡人からすればその意志の強さに驚きです。

 

グループの卒業、脱退という部分ではアイドル的に考えれば大して珍しいことでもないでしょう。(オタクにとっては不幸なことに)

声優・アニメ系でも健康上や一身上の都合で役の中の人が代わることはままあります。

何よりもリスはプリパラの役の関係上、交代はあってもまさかメンバーが減るなんてことがあり得るとは露とも思いませんでした。

先に花道を行ったWUGは最後まで7人でしたし。

 

先にも書いた通り「何となくそういう時期だった」というなら理解も出来ますが、「今!?」というのが大方の反応だったように思います。

プリパラが過去のコンテンツと化していたら分かりますが、アドパラも控えてる今。去年のプリWinterで「神アイドルにならせてくれ」と涙を流していた澁谷さんの姿は今でも思い出せます。

(思い返せばあの時の涙は…)

 

MCでもメンバーが口々に「”今”は辞めたくない」というような事を言っていた気がします。今、このコロナ禍でファンとまともに触れ合える機会も無いままにi☆Risを畳む、それだけは嫌だという葛藤を強く感じました。

 

彼女自身「キャラで選ばれた」という話をしていましたが、デビューからやっているグループ。声優という職業。世間が置かれているこの状況。そういった型にハマらない自由な人柄だからこそ選べた決断だったんだ、と私は結論付けました。

 

 

こうやって気持ちを整理して振り返ってみると、正直澁谷さんの決断は少し卑怯にも感じてしまいますね。

「ネガティブではなく更に羽ばたくための脱退」と言われれば彼女の人生である以上、それは止めても仕方のないことだというのは各メンバーが口々に繰り返していました。

「6人一緒のゴール」を計画するのも異常事態の現在では難しいでしょう。

少し待ってもらって「グループとして門出の花道を用意する」という択は実質的に封じられており、悪い書き方をするなら「説得して強引に引き留めるか」「諦めて送り出すか」の二者択一なわけです。そして前者は選べないも同然。もうこれは周囲がどう思おうが送り出すしか無いように感じます。

 

いや正直、久保田、若井、茜屋、芹澤の順でMCが進んで各々が澁谷を認めて送り出す綺麗な事を言っていた時も内心は(いや、良い訳なくないか…?)という気持ちが自分の中にありました。

ずっと6人で苦楽を共にしてきたわけじゃん。そんな引き留めもせず意思確認だけして送り出せるもんなのか・・・?なんて。

「戦友」という言葉を聞いて6人の関係性や絆に得心がいったものの、そこは釈然としないような感覚がありました。

 

「なにお前らの中で納得しちゃってんだよ、応援してた方はどう割り切れってんだよ」と愚痴る人がいても不自然は無いように思います。

ともすれば「なんで強引にでも引き留めてくれなかったんだ!」と思うファンがいてもおかしくない。

そう、ファンの視点。

いました。

そう、良い訳ないだろ、一人だけ抜けるなんて!!!

まさに思っていたことでもあり膝を叩く名MCでした。

 

話自体は前4人のくだりもあってかなり面白おかしい雰囲気で場が和みましたが、きっと当時はシリアスそのもので一切冗談抜きだったハズ。(エピソード自体が冗談でなければ)

それをああいった形で笑いに、そしてオチへと昇華していることがただただ凄い。

そして「10年の節目で…なんて言ってられなくなった」「5人でも続けていつか抜けたことを後悔させてやる」と。ちょっとズルい一抜けをした澁谷への意趣返しを誓う、それまでの4人とはまた違ったアプローチかつクスっとさせてくれる言葉でグループを続けていく決意を語ったリーダーには喝采が止みません。

 

 

やっぱスゲェよリスは

嫌いだったとか書きましたけど、凄いことは正直初めて見た時から感じてました。

 

ダンスのキレ。

初めて見たアニメJAM2014やアニサマ2015は遠目でしたが、割と近くで見たわぐりすで迫力に圧倒されたことはよく覚えています。

バキバキに踊りすぎてて声優ていうかアイドルじゃん…アレ?みたいな。

当時イモ期を抜けつつあるんじゃない?なんて思ってたWUGのパフォーマンスもリスの足元くらいにしか及んでないな…なんて思ったものです。

まぁワグはダンスのキレや激しさで押す感じではなかったので比較するのも変ですけど。

 

アイドルとしてだけでなく声優としての実力も確かです。

ちゃんとしたレギュラー作品として初めて触れたのはプリパラでしたが、全く新人という感じはしませんよね~。

WUG1期があまりにもあまりにも……という感じだったのでどうなんやろ、と見てましたがそこは流石先輩でしたね。レインボーライブのあん:芹澤優についても同様の感想です。

オーディションで選んだ素人を半年で声優にする、ていうのがどんだけ無茶だったかって話でもあるけど。

 

そういう点ではランガは……と、話が飛びました。

現行のプリチャンでもプリパラのキャラとは6人各々全く違う声色担当ですが完璧にこなしてらっしゃってます。

もっと声優として活躍しててもおかしくなさそうなもんだが。

 

そしてキャラの立ち具合。

この辺もアイドルっぽいと思った理由ですが、なんか全員前のめりでやたら積極的かつそれぞれメンバーの個性も立ってる。

またワグを引き合いに出しますが、わぐりすやってた2016初頭あたりはキャラのなりきり的な部分が抜けなかった1年目から作品もBeyond the Bottomで一区切りして、2年目で一声優としての個性が発揮された時期でした。(個人の感想で事実とは異なる可能性があります)

そんな時期になんかオラつき凄いギラついてるリスと組まされたわぐりすは……

この話止めましょうか。

 

というか本当に昔のリスの記憶はワグに結びついたモノばかりで、我ながら呆れます。

まぁリス単体で、ということは無くワグを追っている時に視界に入るアイツら。というポジションが常だったので仕方ないんですけど。

 

 

なんかファンじゃない自分が言うのも変な話ですけど「こんだけ凄い人たちなんだからもっと売れたって良くない?」というのは常々に思ってるんですよね。何様だ。

 

おわり

そんな認めてるけど自分から近寄ることは無かったi☆Ris

とうとう初ワンマンに参加したわけですが、全然初めてという気はしませんでした。

強いて言うならステージにリスメンバーの6人しか居ないことに時々違和感がある、奇妙な感覚でした。自分の視界に立つ6人の横にはいつもWUGやプリパラ・プリチャンのキャストが立っていたので。

 

そんな6人も来月からは5人。

これだけ書いてきてナンですが、特にリスに対する姿勢は変わる予定は無いです。ツアーも行くつもりないですし、アニサマもまぁ行かないので次は…あればプリパラ・プリチャン系かな?

 

そう、プリパラのライブ。当初はプリチャンだけ見たいのに合同で忸怩たる思いでしたが今は(ついでに見れてラッキー)くらいには割り切れるようになりました。

先日のノンシュガー単独に行きましたし、この先プリパラ単独ライブがあったら行く気がします。チケット取れるか知らんけど。それはそれとしてプリチャンは単独で現地ライブを開催してくれ。

まずその先に過去の遺恨で未だに最後まで見てないプリパラとアイドルタイムを視聴しないといけないんですが…

 

今はi☆Risの話をしてたんでした。

5人になるということですが、これからも活動していく強い意思は感じたので何歩か離れた遠巻きにこれからも応援しています。ミルキィの9年を超え、ご長寿声優グループとして名を馳せてください。

澁谷さんについては何するのかよく分らんけど、名前を見かけることが多くなるよう頑張ってください。直近では電音部ですかね。

 

(ここでふと字数を見たら8100字だった)

 

余談

後輩のワとラの内で真っ先に感想を投稿してるのがそれぞれ水色の弊推し2人。

2人は配信で見てるのに俺なんかが現地で見ててこんなひねくれたオタク感想文しか書けなくて申し訳ない気持ち。

 

 よっぴは現地行ってたらしい

 

・*・:≡( ε:)