この記事は「楽曲オタク Advent Calendar 2019 - Adventar」19日目の記事です。
Run Girls, Run! 2nd Anniversary LIVE 1.2.3ジャンプ!!!in京都 追加公演 感想
2019/11/24(日) 京都fanj
昼14:30~16:30 夜18:15~20:15
- セットリスト
- 会場
- 追加公演
- スノウ・グライダー
- キラリスト・ジュエリスト
- Share the light
- 衣装
- カバー
- ライブ中の出来事(うろ覚えメモ)
- 音響・機材
- 重大発表
- Run Girls, Run!の現状について思うこと
- まとめ
Run Girls, Run! 2nd Aniversary Live 1.2.3ジャンプ!!! 感想&覚書き
01.スライドライド
MC(挨拶、自己紹介)
04.カケル×カケル
05.SHIFT
06.地下鉄ラビリンス
MC(SHIFTについて、メンバーカラー決定)
昼:
07.オオカミとピアノ(厚木那奈美)
08.Raise(森嶋優花)
09.Rising Hope(林鼓子)
夜:
07.ライオン(林&森嶋)
08.Mermaid festa vol.2 ~Passionate~(林&厚木)
09.でび&えん Reversible-Ring(厚木&森嶋)
着替え(選曲について前撮りの解説を流す)
10.make it!
11.キラッとスタート
12.昼:プリマ☆ドンナ?メモリアル!
夜:Go!Up!スターダム!
MC(お知らせ・青春アルゴリズムの振り付けについて)
13.青春アルゴリズム
14.ダイヤモンドスマイル
アンコール
15.Break the Blue!!
MC(挨拶)
16.never-ending!!
衣装
WUG曲
カ "ヴァ" ーコーナー
プリ曲
新曲
追加公演
振付
アンコール
セトリ
現場の雰囲気
※チケットは恐らく定価で買ってるかと思いますが通りが良い、というか上手く表す言葉が他に「イキリキッズ」くらいしか思いつかないので「ピンチケ」という表現を使います悪しからず
とはいえ本人たちは至って真面目に楽しくやっていることも理解し
ただMC中に周りに聞こえる音量で喚くのはマジでやめろ。
総括
セトリ感想(詳細)
05.SHIFT
06.地下鉄ラビリンス
MC(SHIFTについて、メンバーカラー決定)
07.ライオン(林&森嶋)
08.Mermaid festa vol.2 ~Passionate~(林&厚木)
09.でび&えん Reversible-Ring(厚木&森嶋)
カケルやスライライを差し置いてランガの看板曲になってますよね
15.Break the Blue!!
Wake Up, Girls !という物語のその先
3月8日から4ヶ月。
「もう」なのか「まだ」なのか、
オフ会という形の鑑賞会の機会を逃して1週間。
ようやく重い腰を上げてFINALの映像を見てから、SSA後に更新された最期のWUGブログ
0時過ぎに軽率にWUGブログのラスト7人分を読み始めたらこの時間だった、って言ったら笑ってくれるか?
— えぬつー (@enutun_WUG) July 7, 2019
実はまだPartⅠとPartⅢ
というわけで。
終わった実感はあるつもりだったのですが、
人の心は難解ですね。
こんな書き出しですが今回は話の中心はWUGでは無いつもりです。
サムネで察した方もいるでしょうけど、今回の主題は愛する後輩ちゃん、Run Girls, Run!についてです。
(
書こうと思った経緯
「ランガについて何か書きたい」とは前々から思っていまして。
WUGが解散を迎えるに当たり色んなオタク達(
考えていたテーマは
「WUGとRGRについて」。
節目とも言えるだろう今この時期に言葉として残しておきたい気持
そんなこんなで書きたい気持ちはあっても賽の河原の石積みのよう
・・・・・・、
それから1ヶ月あーでもないこーでもない、とやってるうちに終いには放り投げてしまったわけです。
それをリファインした文章なのでチグハグな部分があるかもしれませんがご容赦を。
ランガールズランって?
僕の書くブログを読みに来ている時点で貴方はワグナーか知り合い
とはいえ、一応ランガの最近の様子をおさらいします。
・5thシングル「ダイヤモンドスマイル」が発売。(
・7月から「らんがばん!」が放送開始
・8/4(日)に2周年ライブ開催
主だったトピックは以上3つかと思います。
イベント以外の活動の柱は相変わらずプリチャン、とラジオ・
森嶋初主演で主題歌も歌ったガーリーエアフォースはイベント含め
現場の雰囲気ですが、
なんだか騒がしい現場(オブラートに包んだ表現)
リリイベや洗足音楽大学であった無銭イベを見るに、
少ないですね。少ないんですよ。困ってます。
ファンの呼称は無いです。
今後ファンクラブとかが出来ればその際に話題に上がるかもしれま
メンバーカラーに関してはWUG新章から始まった手前、
らんがばんの番組ロゴの!
今回のエントリの目的としてはやっぱり推しを多くの人に知って貰
僕がなぜ今こんなにランガに入れ込んでいるのか。
ランガらしさ
僕がランガを応援しているのは「Wake Up, Girls!から生まれた後輩ユニットだから」です。
らんがばんの放送が決まった時に「
今に始まったことではないですが、ワグ・ランガのオタク双方に「
別物。それはそう・・・だけど本当にそうだろうか?
ワグらしさ。
魂のようなものは続く
これを見ろ、聞け
【Run Girls, Run!の #らんがばん!】
— Run Girls, Run!公式 ✨らんがばん!放送中🏃♀️✨ (@rgr_official_) July 4, 2019
ここでお知らせです。
/
📢再放送がいきなり決定!
\
なんとTOKYO MXでの再放送が決定しました。やったぜ٩( 'ω' )و!
ありがとうございます!
7月7日より毎週日曜21:30-放送です。
日曜夜も、らんがばんで、よーいドン!#RGR_JP pic.twitter.com/xSdwAaMB3N
地方だから見れん・・・という人もご安心。名前も見たこと無いようなサービス含め、様々な配信チャンネルが用意されてるのでネットでも見れます。
【Run Girls, Run!の #らんがばん!】
— Run Girls, Run!公式 ✨らんがばん!放送中🏃♀️✨ (@rgr_official_) July 5, 2019
各配信サイトでの#1が配信スタートしました。
一覧はこちらのHPからどうぞ!https://t.co/zEqO29QkBF#RGR_JP pic.twitter.com/EoVNnEuThr
おそらく無料で見れるのは最新回だけでしょうが、PCなら会員登録不要で手軽に見れるあにてれがとてもオススメ。アプリ入れればスマホでも見れます。
まだ第1回しか放送してませんが、らんがばん!を見ればランガちゃんに会いたくなること間違いなし!なので頼むからこれだけでも見て・・・
オールナイトニッポンi ラジオAM1242+FM93 ニッポン放送
オールナイトニッポンi ラジオAM1242+FM93 ニッポン放送
WUGとRGRの繋がりとして外せないのがラジオ、オールナイトニッポンi。
かつては10人でリレーしていた番組ですが、昨年でWUGメンバーの配信が終了した後も3人で毎週更新しています。
青葉のノートも3人で続けています。
去る平成、4月にはまゆしぃを迎えた公録もありましたね。
声優ラジオにありがちなコーナー企画モノが無くひたすらお便りを読み続ける番組、かつ一人喋りなのでメンバーの人となりがよく解ります。
毎週配信を3人でローテーションしていて割とすぐに順番が回ってくるので、ブログに並ぶメンバーの情報発信コンテンツになっています。
あとがき
6000字超えたらしい。随分長くなってしまいました。
ここまで読んでくれた方がいたら本当に感謝。Run Girls, Run!に興味を持ってくれたらさらに感謝。
2度3度と自分で読み返してるので破綻はそんなに無いと思うんですが・・・、理路整然とした長文を書くのは本当にむつかしい。
(WUGメンバーの応援はせんのか)という声が聞こえてきそうですが、やっぱり自分は「Wake Up, Girls!の7人」が好きだったんだな、というのが偽らざる感情です。
もちろん時々は様子を見に行くつもりです。
でもソロデビューとかしない限り積極的に追いかけることはもう無いかなという気持ちでいます。
僕は吉能推しだったわけですが、ときドルにも温泉むすめにも永遠神剣にも根本的に興味は無いので……。
そういう所は割り切って生きていきます。
その分マイラジ行けなかったダメージデカいんですけどね😭
週末何してるイベは必ずや……
今回はこれくらいにします、ランガ現場で僕と握手。
p.s. ワグナーに会う機会が減ってしまってダイヤモンドスマイルが余ってるので誰か貰ってください
Wake Up, Girls!が存在しない今日を生きる
みなさん元気ですか?
わたしはある程度元気です。
SSAでのファイナルからあっという間に2週間が経ちましたが如何お過ごしでしょうか?
TLを横目に見ているとお気持ちを綴ったり生サイン自慢をしたり草ブレードと戯れたり週末はけっきょくあちこちに遠征していたり、フォロワー様各位におかれましては変わらぬ日々を過ごしているようにお見受けしました。
私はというと実はこの2週間、Wake Up, Girls!解散なんて無かったかのようなワグのワの字も無い日々を過ごしていました。
ファイナルも、ツアーも、反芻することは殆どしてないです。先週に至っては欠かさずチェックしていたFIVE STARSも週末何してる?も聴き忘れる始末です。
じゃあ抜け殻のように何もしてなかったのか?というとそんな事もなく。溜まったアニメ消化しながらログインするだけになっててアプリゲーをやって、WUGにハマる前のライフワークだったカードゲームにうつつを抜かしてました。
この半年間、四六時中ワグのことを考えていたのが嘘のように。
むしろその反動でしょうね。
それでも何度か、ツアー中のことを振り返ったり、解散を迎えた事について何か書いとこうかと思ったんですけど、無理でした。
WUGの事を考えようとすると猛烈な精神的ブロックがかかる病気になってます。「ある程度元気」と曖昧に書いたのはその為です。
別に悲しいとか辛いとか、ネガティブな感情でそうなっているワケでは無いかな、というのは感じます。
ごくフラットに、思考回路からWUGの存在が無くなってしまったような感じ。
これがロス、燃え尽き症候群ってヤツなんですかね?だとすればすっかり灰になってしまいました。
あるいは「上手に忘れる」ってことなんだろうか?
(どうでもいい補足をすると燃え尽き症候群というのは期待していた成果を得られなかった時になる状態のことらしいです。真逆で笑いました:wikiより)
ツアー中はよくライブ後に打ち上げしながらメンバーや活動について熱く語ったり、ツイッターでは誰が読むんだっていう長文をツラツラと垂れ流し、挙句の果てに店を貸し切ってオフ会めいた打ち上げまでやった情熱は遠い彼方となってしまいました。
ここまでを一言でまとめると、「あの時の情熱はどこにいったんだ?」って事になるんでしょうけど、別に「その情熱を取り戻したい」という風に続けるつもりは全く無いのです。
こんな自問自答の日々ですが、今はこれで良いか。とぼんやり思っています。
6月15日のあの日から。
全力で駆け抜けたと自信を持って言えるので、もう少し真っ白な灰で居ようかと思ってます。
ちょっと休憩。
僕は正直、かなり疲れました。精神、肉体ともに。
皆さんは実際のとこどうなんでしょう?
ツアー開始からこっち、WUGだけでなく他に行きたいイベントは沢山あり、ツアーの合間を縫って行ったり諦めたりしました。
ワグ関係ない友人と会うことも当然あり、空いていた週末は片手で数えられる程しか無かったように思います。
それは幸せだし楽しいことでしたし、別れ際では「また来週」と挨拶して笑い、人によってはその状況のタフさを自慢していたりもしていたかと思います。
疲れました。かなり。
僕は引き篭もり体質では無いですが、週1日は昼に起きてぐうたらする休日が過ごしたいタイプのダメ人間です。
丸一日を家で過ごせる休日が貴重すぎて、何ならイベントよりもそんな休日の方が楽しみだったのは笑い話で済ませられないですね。
なんか愚痴っぽくなってしまいました。
まぁそれくらい、休み無くイベントに参加し続ける日々にフラストレーションが溜まっていたってことです。
我ながら情けない泣き言の羅列ですが、疲れてしまったものは仕方無いのでしばらくイベントは懲りごり、という気分です。
まぁAnime Japanのランガステージには行くんですけど。
話が逸れた、というかそもそも何の話がしたかったのかも定かではありませんが、自分の近況はこんな所です。
何というか。熱しやすく冷めやすい自分らしいかなと思ってます。
それっぽく、何か伝えるメッセージがあるとしたら「推し活で根は詰めない方が良いよ」ってとこでしょうか。余計なお世話ですね。
”元”メンバー達は[WUGのゴールという新たなスタート地点]から既に走り始めているので、あんまり休んでばかりいると置いていかれてしまうのは重々承知しています。
そんなわけで、そろそろ立ち上がろうかなどうしようかなという今日このごろです。
走り続けている後輩たちもいますしね。
そんなわけでリハビリがてら、手始めにつらつら思い浮かぶことを書いてみました。
SSA前に書き残したお気持ちな文章の下書きがいくつか残っているのでそちらも近い内に仕上げたい所。旬は逃してそうだけど勿体無いし。
いまWUGに対して感じている妙な忌避感も、いずれライブBDが発売して終わりを実感していく内に溶けるかな~と経験則的に感じているのでけっきょく時間が解決するでしょう。
ではTwitterか、縁があればまたどこかの現場でお会いしましょう。
p.s. 4/6土か4/7日辺りに仙台で花見したいんですけど誰か付き合ってくれません?後でツイプラ立てます
私が仙台ラスト公演で泣かなかった理由
2019年2月23日、24日。
気づけばもうFINAL TOUR HOME 12会場18日間33公演(ほんま意味分からんなコレ)
その大大大千秋楽・仙台サンプラザホール公演が終わっている。
(ちなみに自分は全通すると意気込んでいたものの12会場17日間29公演でフィニッシュ。みなさんお疲れ様でした)
不思議と言葉が出てこない。感想は沢山あるはずだけどアウトプットしようとすると手から零れ落ちていくような感覚。
次で最期、という実感が湧かなくてフワフワした気持ちというのが正直な所だ。
喩えるなら、【終わってしまう寂しさ】という風船が手に届かない所にフワフワと宙に浮いていて、駆け抜けたツアーの楽しい余韻しか手元に残っていなくて違和感があるような。
一番その寂しさが近くにあったのは夜公演の影ナレの時、太田の一連のセリフの後。いつもなら吉能の気の入ったような抜けたような一言やメンバーとの掛け合いからの掛け声が入るところ。
『いくぞ!がんばっぺ!Wake Up, Girls!』
余計な言葉は要らないとでも言うように。
無数に合わせてきたその掛け声を叫ぶ機会はもう残り、、、。
それまでとは違い劇中と同じテンポで叫ばれたそれを聞いた瞬間、というより一緒に叫んだ瞬間に会場内の空気が変わったのは間違いなかったと思う。
・・・
それからライブは進みアンコール後のMC、吉能が「少女交響曲の時点で七分泣きで、もうほとんどの曲で泣くんだろうなと思ってた」というような事を言っていたが、自分も最初はそう思っていた。
しかし、思いの外。吉能も言っていたように自分も涙は流さなかった。
仙台の地・大千秋楽で披露されるさようならのパレード、タチアガレ!で会場に虹ができて声が震える吉能、七海が会場中に幸せか問いかけた時、泣きかけの美海の感謝、茉祐の涙ながらの吐露。
挙げていけばキリが無いが、全て感動して心震えるものの涙は流れなかった。
その時は(あぁ、自分はまだ終わりが近づいてる現実を受け入れ切れていないんだな・・・)と思ったが、違った。
楽しかったのだ。
余りにも、FINAL TOUR HOME大千秋楽が楽しすぎたのが原因だった。
感極まる感動の気持ちよりも「楽しい!」というポジティブな気持ちが勝って『笑顔』でいたから涙が出なかったんだと終わった後に気づいた。
最初に在った【終わってしまう寂しさ】は、どんどん上がり続けていく会場の熱が吹き飛ばしてしまっていた。
(余談だが、香耶がBDに収録された未来に話しかけているのを見てWUG!のいない未来を想像して少し泣いてしまった。岩手公演の時といい、本当に彼女には敵わない)
途中で「さようならのパレードでみんなドカ泣きしてるかと思ったらみんな笑顔で凄い!ワグちゃんよりワグナーの方が強い!」というような事を美海?が言っていたが、自分だけでなく会場のワグナーの多くがそうだったんだと思う。
正直始まる以前は太田ばりにオンオン泣くと思っていたので(感動しそこねたかな…)とも残念に感じたが、これで良かった。
極上の笑顔で終われる。これが最高のライブの形で、これがWake Up, Girls!のライブだったのだ。
現地にいた時よりも、これを書きながらライブの内容を反芻している今のほうが涙を堪えているのがその証拠だと思う。
だから今は。想い出のパレードが終わった後のお見送り会のその時にも、笑顔で7人を送り出せると確信しているし、きっと7人も笑顔で僕のことを送り出してくれると信じている。
最初に言った【終わってしまう寂しさ】という感情は、まさに風船が萎むようにして時間差で降ってきてその時にワンワン泣くことになる気がするけど。
それが公演直後の打ち上げ中か、Part.3のBDが出る5月か、WUGもミルキィもいないアニサマを見る時か、は判らないけども(たぶん全部だろうな…)
それまでは寂しさも涙も堪えて、極上の笑顔で、最期までWUG!とその7人の軌跡を追いかけようと思います。
がんばってね、とかんたんに言えないよ
このエントリはWake Up, Girls! Advent Calendar 2018の14日枠になります。
書いていたらどんどん長くなっていってしまい手に余ってしまって、全く間に合いませんでした!!!
下書きが心残りなので供養として公開します……企画に穴を空けてしまって申し訳ありませんでした🙇
昨年のワグベントカレンダーにも参加したので、 今年も1本書かせて頂きます。
去年のエントリは↓こちら(代打でもう1枠書きました)
仙台のアイドルユニットとヨコハマ一の名探偵の話 - イベント備忘録
自分でも軽く読み返したのですが、 1年前とはずいぶんと状況が変わってしまいましたね。
去年の今頃といえば新章の放送真最中。
後輩のRGRも結成されてWUGの活動もこれから新たな段階へと 進んでいくものだと思っていたのですが・・・ 2018年半ばで色んな意味での新たな段階を迎えてしまいました 。
ついでにミルキィも仲良く解散と相成りました
解散に向けてのポエムは他の方も書くと思いますのでこれくらいに して。
先日行われた岩手・盛岡公演に際して気仙沼~ 陸前高田周辺の津波の被災地を訪れたので、 軽く旅行記のようなものを書きたいと思います。
いくつかの地域に別れるWUG劇中の聖地のうち、 気仙沼はアクセスの問題もあり来訪の難しい場所だと思います。
まだ行けたことがない、 という方々にも現地の様子が伝わると嬉しいです。
・発端
私が気仙沼を初めて訪れたのはWUG聖地巡礼ついでの東北旅行で 、4年前の2014年11月のことになります。
この頃の劇中に出てくる大鍋屋近辺は、 ようやく瓦礫や漂着物の撤去が落ち着き見渡す限りの更地が広がっ ているという有様でした。
剥き出しになっている家屋の基礎、 地盤沈下により地上に迫り出したマンホールなどの配管が天変地異 の凄まじさを物語っていました。
当時としても既に3.11から3年半。
関東の平野に生まれ住んでいる自分には原発などの問題がニュース で取り沙汰されることはあっても、どこか既に終わった、 遠い場所の、過去の出来事のように感じられた震災。
それは終わるどころか、 未だに復興の兆しさえ見えない風景の現実と自分の無知にただただ ショックを受けたことを今でも憶えています。
( この時はまだ工事が始まっていなかったので夏夜と真夢が語り明か したベンチが残っていました)
その後は2016年8月、 3rd仙台の際に舞台めぐりのチェックインの為に一度訪れました 。この時は各地を回る都合もあり慌ただしく、 車内から工事が行われている様子を見ただけでした。
それから更に2年経った今年。 岩手公演の決定にあたり盛岡への道中で気仙沼を再度訪れることを 決意しました。
気仙沼は仙台からは近いとは言えず公共交通機関でのアクセス手段 も限られてしまうので、 いっそ車で盛岡に向かう東北道の途中で降りて寄ろう! という計画です。
ついでに気仙沼から遠くない陸前高田の「奇跡の一本松」 も見に行くことにしました。
・ライブ前日
池袋に集合して7時に出発。
走り続けること6時間ちょっと、 14時手前ほどで気仙沼に着きました。 自分たちで運転して東北道の仙台宮城を通過したのは初めてです。
まず向かったのはシャークミュージアム/魚の市。
シャークミュージアムという名前ながら、 フロアの半分ほどは震災の被害についての展示にスペースが割かれ ています。
紹介されているサメは卵生だったり胎生だったり生態もバラバラで 、「サメって、結局なに?」という謎が増す興味深い展示でした。
かつては実際のサメも飼育していたそうですが被災後の今は大きな 模型(歯だけ実物)が展示されているのみです。
代わりと言ってはなんですが氷漬けの水族館も併設されています。 サンマが食べたくなりました。
件のベンチの辺りは連絡船乗り場の建設が着々と進められています 。
港町ブルース歌碑の周辺は工事中で立ち入り禁止となっていました 。
今回は利用しませんでしたが大鍋屋も今夏から営業再開、 本館も完成しつつあるようです。
新しい建物が立ち並ぶようになってきましたが間に合わせの駐車場 や盛り土になっているだけの土地、 歩いていると脚に負担が掛かる大きな砂利の歩道もまだまだ残って います
町の様子を見ながら高台の五十鈴神社へ。
既に辺りは暗くなってきていて町中をイルミネーションが飾ってい るのがわかります。
何も知らずに訪れたのですが丁度この日にイルミネーションの点灯 式をやっていたらしく、 フェリー乗り場の辺りは出店が沢山並び賑わっていました。
イルミネーションはとても華やかで賑わっており、 今回の訪問では着実に復興へ向かっている事を感じることが出来ま した。
しかし、 逆に言えば7年以上掛けてもまだまだ復興の道は半ばなのだという ことも改めて感じさせられました。
えぬつー on Twitter: "4年ぶりに来た気仙沼はまだまだ復興途中ですけどイルミネーションが無数に輝いて綺麗で、着実に前に進んでるように感じました… "
・ライブ当日
ここからはWUGとは直接関係ない余談なのですが、 震災や津波とつながる話なので書いておきます。
この日は気仙沼湾から少し北上したところにある民宿さかやさんで 一泊しました。
出立する朝、女将さんが見送りに出てきてくれました。
その時に3.11当時のこと、 漁師だった旦那さんや働く場所が無いため若者は都会に出ていって しまう等のそこに住む人たちの事を話してくれました。
民宿がある場所は入江のようになっていて浸水したものの、 たまたま家屋が岸から見て岩山の裏で引き潮の影響が少なく、 骨組みに釘・ ネジが使われていなかったので難を逃れたとのことでした。
宿の眼前には造りかけの防潮堤があるのですが「 造りかけにしては少し古びてるな・・・」 なんて悠長に捉えていたらなんと、 途中で建設会社が倒産してしまった為に放置されているとのこと。
驚きの余り聞いた瞬間は笑ってしまいました。
が、これが必要と判断されて企図された防潮堤であったなら、 この状況そのものが震災復興の現実という気もして全く笑えません 。
”そこにある悲しみ”を知り、 別れを惜しみながら再訪を誓いつつ陸前高田市へ。
グーグルマップで気仙沼周辺を見ていた時の事、 奇跡の一本松が割りと近いことに気が付いたので盛岡に向かう前に 寄ると決めていました。
見渡すかぎりの更地が広がっていました。
かつては10万本の松原と砂浜のあった景勝地だったらしいので、 ここにも街があったハズと思うと喪失感が胸に押し寄せてきます。
駐車場から歩くこと十数分、松は立っていました。
数年前に報道もされていましたが、 現在の一本松は中身をくり抜かれ芯を通して防腐処理を施された限 りなく人工物に近いモニュメントになっています。( 詳しくはwikipediaや個人の方のブログ等に経緯がまとめ られています)
当時
現在…
・ライブ
震災の痛みが残る地を通りながら無事に盛岡へ。
誘ったメンツは夜のみ参加で岩手観光をする予定なので、自分のみ昼公演へ…。
岩手公演の感想を書き始めてしまうとキリが無いので割愛しますが、「東北」と「Wake Up, Girls!」の繋がりを思い起こささてくれる本当に感情を揺さぶられる公演でした。
連れて行ったメンバーは元はミルキィホームズで知り合ったオタク達でした。
(1月のミルキィFINALで連番のメンツでもあったり)
そんな彼らにも口々に「Wake Up, Girls!のライブ凄かった」「言の葉 青葉で女将さんの顔が浮かんでヤバかった」(意訳)と絶賛してもらえて誇らしかったのと同時に、被災地を巡りながら行ったのがライブの前フリとして完ぺきで、そんな公演内容を考えてくれた奥野香耶さんに心から感謝しています。
残念ながらグループ活動自体は3月に終わることになってしまいましたが、WUGと東北の絆は忘れない限り心の中で永遠だと思います。
これからも仙台だけでなく、東北の各地を訪れたい、そう思えた旅行でした。
皆さんもぜひ、旅行を考える時は南三陸を候補地に入れてみてください。
下書きそのままの乱文ですが、もし読んで下さった方がいらっしゃいましたらありがとうございました。